海外でのダイビングあれこれ3▼イルカウォッチング私が最初に海でイルカに出会ったのは1997年。西インド諸島タークス・ケイコス諸島のジョジョという名のハンドウイルカでした。本当に人なつっこい野生のイルカで、ダイビングボートの後をつけてきたり、人間の周りで泳いで見せたりしていました。ジョジョにとっては、人間は友だちなんですね。 日本でのイルカウォッチングは御蔵島が有名です。3年ほど前、2泊3日の予定で御蔵島に泊まり、イルカウォッチングに参加しようと思ったら、海が荒れていて御蔵島に上陸できず、八丈島まで行って帰ってきたことがあります(目的地に上陸できなかったので、運賃は戻ってきました)。御蔵島のイルカを見るには、三宅島に宿泊する方法もあります。 写真はグアムでのイルカウォッチングツアーに参加したときのものです。といっても、ダイビングの行きにイルカを見に行くツアーで、メインはダイビングでした。グアムのイルカはハシナガイルカで、ハンドウイルカより小型です。 ところでジョジョには、モーターボートのスクリューで傷つけられたとみられる傷跡が無数にあります。野生のイルカにとっては、水上スキーなどの人間の遊びは危険極まりないわけです。何度か瀕死の重傷を負ったと聞きます。 ジョジョは今でも生きていれば、推定31歳(ハンドウイルカの寿命は50歳ぐらいだといわれています)になるようです。元気でいてくれればと願うばかりです。 ▼ブルーコーナー1 大海の中に突き出した岸壁。その岸壁にぶつかる多くの潮の流れが、時にバショウカジキやジンベイザメなどの大物を呼び寄せます。それがパラオのブルーコーナーですね。 私はパラオ滞在中に二度ブルーコーナーを潜りましたが、残念ながらバショウカジキにもジンベイザメにも会えませんでした。だけど定番となっているギンガメアジの群れには出会いました。下の写真ですね。ダイバーが近づいていきます。 群れに囲まれましたね。ギンガメアジはゆっくり近づけば、逃げることはありません。 近くで見ると、こんな感じです。 群れを横から撮ってみました。 border="0"> 下から撮ると、こうなります。 ところでギンガメアジの名前の由来ですが、ちょっと諸説があります。銀のようにキラキラ光っているからだというのは、まず間違いないでしょう。お寿司で言うヒカリモノの最たる例ですね。ではガメとは何でしょうか。一番説得力があるのが、銀紙がなまってギンガメとなったという説です。珍説では、銀河のように渦を巻いていて、目が大きいからギンガメになったというのもあります。 大型アジの中では最もポプラーな種類で、日本近海でもよく見ることができるお魚さんですね。モルジブでは、私が泊まった水上コテージの下で渦を巻いていました。 |